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勝利したゲームの統計
6711 (48.96 %)
6897 (50.32 %)
引き分け98 (0.71 %)

囲碁

囲碁は中国では囲棋ともよばれ、世界最古のゲームの一つです。古代中国で紀元前2000年から紀元前200年までの間に起こったとされています。囲碁は19x19の碁盤と黒と白の二種類の石を使って行われます。

初期配置とゲームの目的

このゲームは盤に何もない状態から開始され、線と線が交わる交線の上に石を置きます。



ゲームの目的は相手より多く陣地を支配することです。囲碁ではこの陣地のことをと呼び、勝敗はこの地の大きさによって決定されます。地の決定法にはいくつか基準がありますがこれは後で詳しく説明します。

石の打ち方

ゲームは黒の手より開始されます。プレーヤーは黒の石を取り盤上の線と線の交点に打ちます。次に白のプレーヤーも同様に何もない盤上の線と線の交点に白の石を打ちます。なお、手を打つ際にはいくつかの決まりごとがあります。
  • 石が盤上に残るためには呼吸点と呼ばれる空白の隣接点がなくてはなりません。碁線上に繋がった状態の石を一団と呼び互いに呼吸点を共有しています。以下の図は四つの呼吸点を持つ黒の石と二つの呼吸点を持つ白の石です。


  • 石または石の一団が敵の石に囲まれ、呼吸点がない状態となったとき、その石は取られ盤上より取り除かれます。下の図は白の一団が黒の石に囲まれ取られるという場面です。(取る前と取った後)。


  • ただし、呼吸点のない場所に新たに石を打つことはできません。ただしその手によって敵の石を取ることができる場合に限りその場所に打つ事ができます。次の図の左側は白の石を打つ事ができない黒の一団、右側は黒の石が取れるため白の石を置くことのできる黒の一団です。


  • ある点に石を打つことによって同一のプレーヤーが前に打った後と同じ局面が繰り返されてしまう場合(将棋での千日手のような状態)その場所に石を打つことはできません。この原則を囲碁用語で劫(こう)のルールと呼びます。 以下の図はそうした劫の一例です。黒のプレーヤーが白の石を取ったところですが劫のルールのため白はこの次の手で黒の石を取ることはできません。ただしその後で取ることができます。


  • もしプレーヤーが石を打ちたくない場合、「この手をパスする」をクリックして手をパスすることもできます。ただし、両者がパスを繰り返す場合にはゲームは終了し、地の計算をして多いほうが勝ちとなります。(以下参照)
    ゲームの終了条件

    両者がこれ以上手を打つ意思がなく、パスが繰り返されるようになると、ゲームは終了し、地がハイライトで表示されます。次の図は13路盤でゲームが終了した状態です。



    地の計算のためには死に石をマークする必要があります。
    石または石の一団が敵から取られるのを逃れない状態となっている場合、これらの石を死に石と呼びます。そうでない場合その石またはその一団は活きていることになります。次の図は活きた黒の一団(左)と死んだ白の一団(右)の例です。

    左の一団は2つのと呼ばれている呼吸点のない交点 を含むため取られることはありません。ルール違反となるためどちらの側も目を埋める手を打てないためです。 右の一団は死に石の例で、空白の交線に黒の石を入れると白がどの石を追加しようと全て黒に取られてしまいます。
    プレーヤーはパス2回の後再開する場合、黒、白を問わずどの石でも死に石として印をつけることができます。死に石は十字でハイライト表示され、他の生きた石とは区別できます。この手続きを速やかに進めるため、一つの石に印をつけるとその周辺で敵に取り囲まれている駒も死に石として印がつきます。以下の図は両者が印をつけ終えたところで、黒が死に石1つ、白が死に石7つ印が付いた場面です。:



    実際の囲碁の対局では死に石は対局者が盤より取り除きます。BrainKingでは石をマークするのみで、盤上に残しておきます。この方が当サイトのターン制のシステムではより便利だからです。一人のプレーヤーが全ての死に石をマークし終わり手として提出すると、その相手はその最終の地計算の結果と、得点が示され、その計算でいいかどうかを回答します。地計算の結果が了承されると、ゲームは終了し、最も多く得点をあげた側が勝ちます。相手が了承しない場合ゲームは再開され、プレーヤーはさらに石を打ち、パスの後、新たに死に石のマークを行います。.

    地の計算の仕方

    以下に各プレーヤーの得点計算の公式を示します。
    • 最終得点=(プレーヤーが獲得した地の数)-(相手に取られた石の数)-(死に石の数)

    なお、囲碁では先手番は黒のプレーヤーです。先手の手得とのバランスを取るため、囲碁においてはコミと呼ばれるハンディキャップ数が黒の得点から差し引かれます。BrainKingにおいては19路盤で5目半、13路盤で4目半、9路盤で3目半です。1目=1点です。それでは前の図において得点を計算してみましょう。



    黒は盤の上部に7の地と右側(敵の死に石の下に地が隠れています)に22の地を確保しました。3つの黒の石は相手に取られ、1つの石は死んでいます。ししたがって差し引いて25点となります。ただし、13路盤でのコミは四目半ですので4.5点が黒の得点より差し引かれます。したがって黒の最終得点は20.5点です。白のプレーヤーは上左に8の陣地、右横に4つの陣地、盤の下辺部に21の陣地を支配していて地の数は計33となります。白の石は2つが取られ、7つの石が死んでいます。したがって白の最終得点は 24点となります。
    すなわち白がこのゲームの勝利者ということになります。

    置き碁(ハンディキャップ)

    強い相手が弱い相手に対し対局するときに用いられる対局方式のことを 置き碁と呼び、ゴルフでハンディをつけるのとよく似ています。置き碁では弱い側のプレーヤーが先番(黒)を持ち、最初の黒の手でいくつかの石を余分に盤上に配置します。石が全て盤上に配置されたときゲームは普通に開始されます。
    BrainKingでは全ての置き碁の対局ではBKRレーティングの変動はありません。 このゲームに参加する

    参照: 囲碁, 囲碁9路盤, 囲碁13路盤
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